【社説】世界の金融市場揺るがす中国証券市場の急落
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.25 16:55
中国の証券市場が世界の金融市場を揺るがしている。昨日、上海総合指数が8.5%落ちて「ブラックマンデー」を演出した。今年の上昇分を全て返却して年内最低に落ちた。この余波で日本や香港などアジアの主な証券市場が5%近く下落した。先週末、北朝鮮の挑発で急落した国内証券市場も再び2%以上落ちた。21日(現地時間)、欧州と米国証券市場もやはり中国証券市場の憂慮に急落傾向で締め切った。当初9月に予定されていた米国基準金利引き上げが遅れる可能性があるという展望まで出てくる。中国の証券市場不安がアジアをこえて全世界の金融市場を揺るがす変数になったのだ。
特に上海総合指数3500ラインが崩れたのは象徴性が大きい。中国政府が金利引き下げと人民元切り下げのような政策手段を総動員して浮揚を始めた指数だからだ。日曜日だった23日にも中国国務院は年金基金が総資産の最大30%まで株式に投資できるようにすることで証券市場を安定させようとした。それでも昨日3500ラインが崩れたのは中国政府と市場の正面対決で中国政府が敗北する可能性が高くなったというシグナルと解説できる。