北戦略軍司令官の予告から方向だけ80度ずらし…IRBM初めての実距離発射
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.30 11:09
北朝鮮が9日の金洛兼(キム・ナクギョム)戦略軍司令官の威嚇通り29日に中距離弾道ミサイル(IRBM)1発を発射した。金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が14日の戦略軍司令部視察当時「米国の行動をもう少し見守る」と話してから15日ぶりだ。
韓国合同参謀本部は「北朝鮮はきょう(29日)午前5時57分ごろ平壌市順安(ピョンヤンシ・スンアン)一帯から弾道ミサイル1発を北太平洋海上に発射した。飛行距離は2700キロメートル余り、最大高度は550キロメートル余りと判断した」と明らかにした。これは金正恩体制になってから発射したミサイルで最も長距離を飛んだものだ(人工衛星打ち上げ用と主張する光明星除く)。この日北朝鮮が撃ったミサイルの飛行時間は約29分(1740秒)で、今年に入って13回目の弾道ミサイル発射だった(3月22日元山で発射直後に爆発したものは除く)。軍関係者は「今回のミサイルがIRBMの火星-12型である可能性が大きい」と話した。