【社説】日本のように非正規労働者を生かすには労働改革が先だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.23 07:43
日本政府が非正規雇用の処遇改善に向けて行政指針をまとめた。現在、正規雇用の6割である非正規雇用の賃金を8割に引き上げるのが骨子だ。正規雇用と同じ仕事をして業務の評価が同じなら、賃金と福祉レベルを同一にする方式を通じてだ。日本政府がこうした措置を取った理由は簡単だ。非正規雇用の労働意欲を高めて生産性を上げ、賃金を上げて消費を促進するためだ。経済の活力を高めるには雇用市場の二重構造から解消しなければいけないという認識がある。
韓国も同じだ。正規雇用と非正規雇用、大企業と中小企業の間の格差をなくすべきだという声はかなり以前から出ていた。さらに2013年2月に非正規雇用差別禁止を盛り込んだ法律を作った。指針で施行する日本よりも先に措置を取った。にもかかわらず格差は狭まっていない。