【時論】粒子状物質、韓日中の協力が必須(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.01 10:05
そのような面で、今回の3カ国環境相会議で粒子状物質を減らすことが急務だという認識を共有し、積極的な協力で合意したことは意味が大きい。今回の会議で3カ国は、粒子状物質など大気の質の改善を、今後5年間に推進する9つの協力分野の最上テーマに決めた。優先協力分野の実践のための共同の行動計画も、来年の会議で確定することにした。また今年3月に最初の会議をした「大気分野の政策対話」も発展させていくことにした。
特に韓国環境部は、中国との2国間会談を通じて大気汚染物質の観測データ共有、大気汚染予報モデルの共同研究、科学技術の人材交流などを推進することで合意した。どんな気象条件で、いかに多くの粒子状物質が中国から飛んでくるのか把握する土台を用意したのだ。これを通じて中国政府も認める汚染物質の発生・移動データの確保も可能な展望だ。その上で中国にさらなる強力な対策を要求するのか、韓国自らの汚染を減らすための追加対策を推進するべきか判断することもできるだろう。当面は粒子状物質予報の精度を高めることにも活用できると期待されている。