【コラム】どたばたするトランプ大統領の政策が不安だ(1)

【コラム】どたばたするトランプ大統領の政策が不安だ(1)

2017年02月16日11時40分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  トランプ大統領が当選した時多くの経済学者は彼の政策が経済に否定的な影響を及ぼすことを懸念した。だが、ウォールストリートをはじめとする市場は予想とは違い歓呼し株価は急騰した。

  経済学者が当初否定的だった理由は、トランプ大統領の政策が互いに矛盾し実現不可能に見えたことや、彼が掲げる保護貿易主義が世界の貿易規模を減らし米国と世界の経済に害になるためだった。

  トランプ大統領は一方ではウォールストリートの貪欲を非難しながらも、むしろ金融分野で大々的な規制緩和を推進した。また、減税を主張する一方で大規模インフラ投資を約束した。こうした矛盾的な歩みは彼の政策に対する信頼性を低下させる。

  また、経済学で最も基本的な命題のひとつである自由貿易にともなう相互便益を否定した。自由貿易が一部階層に害になることはあるが経済全体に及ぼす便益はこうした被害を相殺してあまりある。したがって自由貿易にともなう副作用は被害を受ける一部階層に対する適切な補助政策を通じて解決することが望ましい。しかしトランプ大統領は被害階層にだけ集中し最初から保護貿易という悪手を選択した。

  経済学者の懸念にも市場が熱狂した理由は何か? トランプ大統領の政策が少なくとも短期的には米国経済に好況をもたらすものと信じたためだ。

  だがこうした市場の期待と違いトランプ氏が大統領に就任してからこれまでに見せた行動はむしろ深刻な混乱だけを招いている。中東の国民に対する突然の入国禁止につながった反移民大統領令、メキシコ国境に壁を作ることと国境税に象徴される極度の反貿易政策を掲げてどたばたする姿はリアリティーショーのホストをしながら人々を混乱に追いやり視聴率を上げることだけに集中した過去のトランプ氏の姿を思い出させるだけだ。

  このようにトランプ大統領が反移民、反貿易政策にばかり集中するだけでなく今後もトランプ大統領が掲げた政策が矛盾し簡単に導入されにくいという点を人々が認識し始めたことで市場の評価も就任直後とは変わっていく様相だ。最近ブルームバーグの記事はこのようにトランプ大統領に対する評価が変わったのはオバマケアの廃止が失敗に終わったのが決定的役割をしたと診断する。

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