南北連合オーケストラを夢見る韓国人「音を聞き合って和音を出す…南北関係も同じ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.13 17:20
バイオリニストのウォン・ヒョンジュン氏(39)は8年間、ひとつの切実な夢を追い続けている。「南北青年連合オーケストラ」を結成して平和音楽会を開くことだ。ウォン氏は芸苑学校に在学中、米国に留学してジュリアード音楽院とマネス音楽大学で学んだ。現在、民間オーケストラ「リンデンバウムミュージック」の代表を務めている。
ウォン氏は「2011年から昨年まで何度もソウル・平壌(ピョンヤン)・スイス・ドイツなどで南北オーケストラの公演を開こうと試みたが、韓国哨戒艦『天安』爆沈事件などで南北関係が悪化して何度も挫折した」と話した。光復(解放)70年だった昨年は光復節に合わせて板門店(パンムンジョム)で南北音楽会を開こうと準備を進めた。各種努力の末、韓国と北朝鮮政府、国連軍司令部の承認も受けた。