文首相候補の教会講演43分放送後、「聴聞会を」の声広がる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.23 13:25
朴槿恵(パク・クネ)大統領が文昌克(ムン・チャングク)首相候補者を指名して22日で13日目だ。深刻な混線状態となった2週間だった。主張の頭と尻尾を切り出した「去頭截尾」方法の報道が世論の悪化を呼んで、さらに与党の人々までが右往左往しながら文候補者の去就は霧の中となった。しかし最初に議論を呼んだ部分、すなわち文候補者が親日史観を持っていたのかどうかを人事聴聞会で冷静に見分けようという声が「尋ねないまま落馬要求」の中に埋もれていたところ、朴大統領の決断を前に少しずつ大きくなっている。
混線は首相指名の翌日である11日午後9時のKBS(韓国放送公社)『ニュース9』の報道から始まった。KBSは文候補者が2011年のオンヌリ教会で講演した内容の一部だけを抜粋して「教会の長老である文昌克候補者が教会の講演で日帝の植民支配と続く南北分断が神様の意だという趣旨の発言をした事実が確認された」と主張した。「また別の講演では親日派の尹致昊(ユン・チホ)を高く評価している」などと報道しながら文候補者を親日派の人物として追及した。