韓経:【社説】善意を無視と挑発で返す北朝鮮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.31 11:22
北朝鮮が28日夜、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星14」の2回目の発射を敢行した。慈江道(ジャガンド)で発射したミサイルは高度3724.9キロまで上昇した後、998キロ飛行して東海(トンヘ、日本名・日本海)に落下した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「北は越えてはならないレッドライン(禁止線)にほぼ達した」と述べ、対北朝鮮独自制裁の検討まで指示した。
今回の発射は以前より性能がさらに向上したという点に深刻性がある。正常な角度で発射する場合、4日の最初の発射当時より射程距離が2000キロ以上長い9000-1万キロと推定される。米シカゴまで到達するという分析もある。任意の場所と時間に奇襲発射できる能力を見せたという点でも緊張感を高める。北朝鮮は持続的なミサイル発射と6回目の核実験の準備もしている。それだけに非常な対応が求められる。文大統領がTHAAD(高高度防衛ミサイル)4基の臨時配備と韓国のミサイルの弾頭重量増大を指示したのはそのためだ。