<チャイナインサイト>中国の「口汚い」環球時報をどう見るべきか(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.29 13:11
胡錫進によれば社説が必要な時点は国際的に関心が集まる事案について中国が声を出さなければならない時だ。この時、中国が大声を張り上げなければ中国が損をすると彼は考えている。問題は社説を書く胡錫進が、中国の代表的なタカ派に属するという点だ。民族主義の指向が強い。60年生まれだった後は中国人民解放軍の南京国際関係学院を出て北京外国語大学でロシア文学の修士学位を取得した89年、人民日報国際部に入社した。
93年から3年間ボスニア内戦を取材し、2003年にはイラク戦争を取材するなど火薬の臭いが漂う戦闘現場をかけずり回った。そのためか彼の文章は激情的かつ好戦的だ。彼が前面に出す名分は国家利益の守護だ。彼はメディアは外交部や政府ではないと話す。メディアのやり方で国家利益を守るだけだという。そのような彼には賛辞と批判が同時にあふれる。彼はしばしば中国の「4大悪人」「10大悪人」の中の1人という言葉を聞いたりもする。そのような人が書く社説が、礼儀正しいはずがない。