プラットホーム帝国が世界を掌握する時、韓国は井の中で論争(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.28 13:08
現代車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長は「ミレニアル世代(1980年代初め-2000年代初め生まれ)は自動車を所有するよりも共有することを希望する」と述べた。カーシェアリングはこのように時代の流れだ。しかし韓国だけは例外だ。政府の規制と利害関係者の反発で共有経済のガラパゴスになっている。結局、崔鍾球(チェ・ジョング)金融委員長とイ・ジェウンSoCar代表が連日、舌戦を繰り広げている。まず、イ代表が共有経済革新を起こすべきという政府が腕組みしながら眺めてばかりいると批判した。すると主務部処の国土交通部は抜けて、崔委員長が前に出てきた。「革新の光の反対側に生じた影を同時に見ることが革新への支援に劣らず重要だ」と述べた。
我々がライドシェアをめぐり井の中で争い、ネット銀行の追加設立で甲論乙駁する間、世界は疾走している。少数の巨大プラットホーム企業があたかも帝国のように他国の文化と生活だけでなく産業地形まで変えている。GAFA帝国(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)、BAT帝国(バイドゥ、アリババ、テンセント)のことだ。これらプラットホーム企業の威力はますます強まっている。ニューヨーク株式市場上場に成功したUberはプラットホーム企業の市場支配力を象徴している。創業10年でプラットホームを通じて高めた市場価値が697億ドル(83兆ウォン)にのぼる。これは米自動車企業ゼネラル・モーターズ(GM)の時価総額よりも多く、104年の歴史を誇る独BMWの時価総額(55兆ウォン)を大きく上回る。