韓経:東芝半導体を狙うフォックスコン…アップル・アマゾンと提携で買収戦参加
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.06 10:46
郭台銘・鴻海(ホンハイ)精密工業会長がアップルとアマゾンを前に出し、東芝半導体の子会社の東芝メモリを買収する意志を表した。鴻海はアップルのiPhoneを委託生産する台湾フォックスコンの親会社。米国企業との協力を強調することで中国系企業への技術流出に対する日本政府の懸念を払拭する戦略だと解釈されている。
郭会長は5日、日本経済新聞のインタビューで、「東芝メモリ買収にアップル・アマゾンと共に参加する」とし「アップルとアマゾンも当然出資する」と述べた。しかし具体的な出資比率と金額は明らかにしなかった。
郭会長は「顧客の立場で投資と経営に参加したい」とし「東芝メモリを買収すればシナジー効果を出すことができる」と説明した。メモリーを使用する鴻海と技術の東芝メモリが協力すれば競争力がある半導体を開発できるということだ。フォックスコンだけでなく、アップルはiPhoneとiPadはもちろん、データセンター用サーバーなどを生産するため、世界でメモリー半導体の需要が最も多い顧客の一つだ。アマゾンもインターネットショッピングモール(アマゾンドットコム)・クラウドサービス(アマゾンウェブサービス)運営のためにサーバーを大量購入する。