【外から見る韓国】ローンスターに対する外国と韓国の視線の違い(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.08 10:40
しかし外国の財界は昔も今もローンスターが犠牲者とみている。韓国の検察がローンスターを起訴したのは「迫害」ということだ。韓国にすでに投資したり今後潜在的に投資する可能性がある企業が出した結論は圧倒的に韓国に対して否定的だ。ローンスターの事例を通じて外国企業が得た教訓は「韓国で事業を運営するのは苦痛」「韓国で大きな利益を得ようとする者は災難にあう」だ。韓国の立場ではこうした観点は言語道断かもしれない。しかし人々が「そのように」考えれば「そのように」が現実になってしまう。
わずか数年前、「ハブ(hub)」が韓国で流行語だった。ソウルを北東アジア金融の中心にすると主張した。その計画がまだ有効なら、ローンスター紛争を長引かせるのは賢明でない。2012年、当時の金錫東(キム・ソクドン)金融委員長はこのように述べた。「ローンスター事例が外国投資家に否定的な印象を残せば、これは非常に不幸なことになるだろう」。