韓国保守が分裂…26年ぶりに4党体制へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.22 16:24
保守政党セヌリ党が27日、分党する。大統領選を控えた政界ビッグバンの幕開けだ。セヌリ党非主流派の金武星(キム・ムソン)前代表や劉承ミン(ユ・スンミン)、羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)議員ら35人は21日、離党を宣言した。彼らはこの日午前、国会で会合を開いた後、「偽保守と決別して真の保守政治の中心を立てるため新しい道を行く」とした。20人以上の議員が一度に離党するのは韓国保守政党史で前例を探すのが難しい出来事だ。脱党派は新党名を「保守新党」(仮称)に決めた。
脱党者名簿に入った35人の中にはソウル江南(カンナム)甲・丙の李鍾九(イ・ジョング)、李恩宰(イ・ウンジェ)議員、瑞草(ソチョ)甲・乙の李恵薫(イ・へフン)、朴成重(パク・ソンジュン)議員、松坡(ソンパ)甲の朴仁淑(パク・インスク)議員が含まれた。セヌリ党の象徴的基盤だった「江南ベルト」8カ所中3カ所は前回の総選挙で民主党に鞍替わりし、残りの5人は全員離党を宣言した。江南ベルトでセヌリ党議席は「0」に変わることになった。核心支持基盤であるTK〔大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクド)〕では、柳議員の他に朱豪英(チュ・ホヨン)、姜碩鎬(カン・ソクホ)議員が離党名簿入りし、PK〔釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・慶尚南道〕では金前代表ら10人がセヌリ党を離れる。先に離党した南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道(キョンギド)知事と金容兌(キム・ヨンテ)議員も保守新党と力を合わせることにした。
これで来年度の政局構造は「共に民主党」(121議席)と「セヌリ党」(35人離党時には93議席)、「国民の党」(38議席)、「保守新党」の新4党体制となる。脱党派は追加で勢力の結集を図るとしており、非朴新党が院内3党の地位を獲得する可能性がある。