韓国ビルの魅力低下…海外投資会社が続々撤収(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.11 14:18
◇再投資せず=最近は買わずに売るのが大勢だ。投資コンサルタントの関係者は「通貨危機後に始まった外国人の10年投資が終わるという感じ」と話した。
モルガン・スタンレーは通貨危機後、韓国の不動産に最も攻撃的に投資した会社だった。この10年間に10件余りのビルを売買したほか、仁川(インチョン)松島国際業務地区の開発に参加したりもした。いま残っている資産はソウルスクエア(旧大宇ビル)だけだ。これもシンガポール企業に管理を任せて撤収し、最近、売りに出したといううわさも出た。
08年にバンク・オブ・アメリカ(BOA)に買収された米国のIBメリルリンチはソウル水下洞(スハドン)の大型オフィスビル「センターワン」の持ち分(50%)を昨年下半期にすべて処分した。 メリルリンチは05年に取得したソウル瑞麟洞(ソリンドン)のSKグループ本社ビルを今年3月末に売却した。 このビルを売却し、1000億ウォンほどの差益が発生したが、再投資はしていない。