ありがとう、半導体…一息ついたサムスン電子
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.08 10:13
7日午後1時40分ごろ、ソウル・瑞草洞(ソチョドン)のサムスン電子社屋。執務室がある41階から下りてきた李在鎔(イ・ジェヨン)副会長(47)がロビーに姿を現した。李副会長は役員社員らと目が合うと軽く目礼して車に乗り込んだ。当初米アイダホ州のサンバレーで開かれるアレン&カンパニーメディアカンファレンスに参加するため出国するとされたが、李副会長はこの日通常と同様に業務を行った。
第一毛織とサムスン物産の合併に対する米ヘッジファンドのエリオットマネージメントの攻撃、サムスンソウル病院の中東呼吸器症候群(MERS)対策作りなど山積した課題が多く、おいそれと飛行機に乗ることはできなかったとサムスン関係者は伝えた。その上この日はグループの主力であるサムスン電子の4~6月期業績速報値の発表が予定されていた。大きく満足できるものではないものの李副会長がさっぱりした気分で米国行き飛行機に乗れるほどの業績というのが市場の評価だ。売り上げが48兆ウォンで前年同期比8.31%減り、営業利益も6兆9000億ウォンで4.03%減少したが、前四半期比では回復傾向を見せたためだ。