韓国で60年ぶりの大転換…性犯罪確認されれば告訴なくても処罰(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.18 09:08
2007年、チョ・ドゥスン事件で性暴行犯罪の親告制廃止議論が急激に高まった。その結果2008年に児童の性暴行犯罪の親告罪が廃止された。また2011年未には成年障害者への性暴行を扱った映画『るつぼ(原題:トガニ)』の影響で、障害者への性犯罪親告罪がやはりその年に廃止された。
それに加えて成人女性を対象にした性犯罪親告罪条項まで廃止されたのは、国際社会や政界、法曹界の共同努力が功を奏した。国連の女性差別撤廃委員会は2007年と2011年、韓国政府に親告罪廃止を勧告した。昨年は女性国会議員が主軸になって関連法律改正案を発議し、国会児童・女性対象性暴行対策特別委員会(委員長イ・ミギョン議員)がスタートした。最高裁のヤン・スンテ裁判長も「親告罪を廃止しなければならない」として力を与えた。