【社説】侮辱を与える企業文化、これ以上はだめだ=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.03.29 11:19
従業員に対する非人格的待遇と侮辱をめぐる非難が相次いでいる。慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)にある防衛産業事業者のD社は昨年末に従業員のイさん(47)が名誉退職を拒否すると待機発令を出しロッカーを正面にした席に机を配置して仕事を与えない「面壁待機」をさせた。
イさんは2カ月間にわたり午前8時30分に出勤し、午前と午後15分ずつの休憩と1時間の昼休み時間を除くと携帯電話やコンピュータの使用もできなかった。耐えられなくなったイさんは2月25日に慶尚南道地方労働委員会に不当待機発令救済申請を出したが、労働委員会は「再配置のための臨時の配置だった」という会社側の釈明を受け入れ、イさんの申請を棄却した。イさんは1対1の再教育を受け今月初めに経歴と全く関係のない資材管理部署に配置されたという。