韓国で60年ぶりの大転換…性犯罪確認されれば告訴なくても処罰(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.18 09:06
ヘアーデザイナーのパク・ジュン氏(62)の美容室に勤めていた女性スタッフAさんが、今年1月にパク氏を性暴行容疑で告訴した。だがソウル中央地検は4月、パク氏について“公訴権なし”の決定を下した。被害者がパク氏と和解した後に告訴を取り下げたためだ。しかし事件がほんの数カ月遅く発生していれば、パク氏は捜査機関による調査を避けられなかったし、その結果によっては処罰を受ける可能性もあった。
被害者が告訴しなかったり後で告訴を取り下げたりすれば性犯罪者を処罰できないように規定した親告罪条項が60年ぶりに全面廃止され、こうした内容の性犯罪処罰法改正案が19日から施行されるためだ。これに伴い第三者の告発や検察・警察の認知捜査への着手によって性犯罪者を処罰することが可能になる。