金正恩氏のシンガポール儀典を取り仕切る金昌善氏とは?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.30 10:56
来月12日の首脳会談を推進中の米国と北朝鮮が29日、シンガポールで儀典・警護に関連した実務協議を始めた。協議に出席した金昌善(キム・チャンソン)労働党書記室長は中国を経て28日にシンガポール入りした。通常、北朝鮮は、対外協議を行うとき相手側よりも一級下の職責を前に出すのが一般的だ。だが、今回はホワイトハウス副秘書室長が出席するにもかかわらず、金昌善氏が自ら協議に臨む。
韓国政府当局者は29日、「北朝鮮は最高指導者の尊厳と安全を何にも代えがたい最優先順位と感じている」とし「そのような次元で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を補佐する金昌善氏が交渉現場を取り仕切る」と述べた。あわせて「金正恩氏は3月と今月7日に訪中したが、執権以降、中国を除く長距離出張は今回が初めて」と付け加えた。金昌善氏は先月27日の南北首脳会談を控えて開かれた儀典と警護関連の実務会談にも参加した。