THAAD、年内の韓国実戦配備は難しく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.06 09:33
北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応するための在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)年内実戦配備が難しくなった。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が5日、THAAD配備予定敷地(慶北星州ゴルフ場)に対し、軍当局が当初計画した小規模環境影響評価ではなく正式環境影響評価をするよう指示したからだ。住民公聴会などの手続きがない小規模環境影響評価の場合は最大6カ月で終わるが、正式な環境影響評価をする場合は1年ほど時間がかかる。完全なTHAAD砲台を構成するにはレーダーと統制センター、発射台6基が必要で、そうなってこそ実戦配備という概念が適用される。厳格な環境影響評価が行われる場合、結局、実戦配備は来年夏以降になる見通しだ。