中国、グアム基地近くに超強力音波探知機…米原子力潜水艦を監視(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.23 15:30
中国がこのような音波探知機を開発して設置したのは軍事技術面で相当な進歩があったと見られる。水深1万メートル海底に設置された音波探知機はアフリカ象の重さに当たる6トンの圧力を受けるため、耐久性が非常に強い。水深が深いほど静かで音がよく聞こえるため、このような音波探知機は水深1万2000メートルでも運用できるように設計される。
中国が設置した探知機はより一層正確な潜水艦偵察のために音波はもちろん、海流の流れ、温度、塩度など測定することができるように設計された。機密保護のためにこの探知機は中国の輸出禁止品目に上がっている。中国がこのような音波探知機をグアム米軍基地近くに設置したのは戦略的側面でも意味がある。中国が米国の封鎖線を突破して太平洋に進出するという積極的な意志に見られるからだ。
米国は冷戦時代以来、中国の進出を防ぐために日本や台湾、フィリピンにかけて「第一列島線」と呼ばれる中国封鎖線を、日本東部海上やグアム、南太平洋諸島にかけて「第二列島線」を設定した。