韓経:【社説】水素自動車世界1位に向けた官民協力に期待が大きい=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.25 10:56
水素電気自動車の普及と拡散に向けた官民合同協議体が発足した。産業通商資源部など政府官庁と地方自治体、現代自動車など水素自動車と部品業界、水素製造と流通会社、水素ステーション設置業者などが参加する、いわゆる「水素融合アライアンス」がそれだ。協議体は2020年までに水素電気自動車1万台普及、1万4000台輸出、水素ステーション100基の構築実現を目標に掲げた。未来エコカーと呼ばれる水素電気自動車市場先取りに向け企業と官が意気投合した姿に韓国の自動車産業の希望を見る。
2013年に世界で初めて水素電気自動車の量産に成功した現代自動車は協議体発足式で2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪に合わせ第2世代水素電気自動車を発売すると明らかにした。これに先立ち現代自動車はフランスのエアリキッドと組んで水素電気自動車の大衆化に乗り出すと発表している。韓国政府も前向きな姿勢を見せた。韓国は石油化学団地を中心に水素供給環境が良好で、人口密度が高く他の国より水素車普及に有利だとして支援を惜しまないと話した。官民が協力すれば水素電気自動車をめぐる不確実性もそれだけ解消され、世界市場でさらに有利な位置に立つことができるということは言うまでもない。