「最高尊厳だけは」…国際「人権圧迫」に非常事態の北朝鮮(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.18 09:58
国際社会の北朝鮮人権の改善努力を取材してみると、韓国の現実に恥ずかしさを感じる時も少なくない。政府が発行する権威ある「人権白書」さえなく、どれを参考にすればいいか分からないほどだ。北朝鮮と対話の雰囲気を作るとしながら人権問題に沈黙していた結果だ。中国内の脱北者の北朝鮮送還を阻止しなければならない外交当局が、いつも後になって騒ぐのも、状況うかがい政策の結果だ。
米国も10年前に北朝鮮人権法を作ったが、もともと大韓民国の国会は2005年8月に当時の金文洙(キム・ムンス)ハンナラ党議員が発議した人権法案を放置したまま9年になる。ある市民団体は先月14日から毎週火曜日、国会の前で集会を開いているが議員は少しも動かない。「韓半島人権と統一のための弁護士の集い」のキム・テフン常任代表は「条件の成熟などといって人権法を躊躇していれば、後で北朝鮮の同胞に何と言うのか」と話す。