韓国の大邱室内陸上競技場、完工するも…国際基準を満たさず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.08 13:16
韓国政府と大邱市が約730億ウォン(約63億円)を投資する国内初の室内陸上競技場が、完工から2カ月が過ぎてもオープンできずにいる。国際基準に達しない競技場施設のためだ。これを受け、来年3月にここで開催される予定の国際室内陸上競技大会も白紙となる危機に直面している。大邱市は企業側の過失だとして竣工検査の承認をせず、企業は市にも責任があると主張している。
問題の施設は大邱三徳洞にある大邱陸上振興センター。面積2万1577平方メートルに200メートルの楕円形トラック6レーンと5000席の観覧席がある。約100人が宿泊しながら練習できる「陸上アカデミー」もある。工事費として国費579億ウォン、大邱市費153億ウォンなど計732億ウォンが策定された。2011大邱世界陸上選手権大会を招致する過程で大邱市が国際陸上競技連盟(IAAF)に建設を約束した施設だ。