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【噴水台】「中国の盾」論

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.20 09:40
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ある日龍山(ヨンサン)の米軍基地上空で、北朝鮮がまもなく開発すると予想されている15キロトン級の核爆弾がさく烈したとしよう。米国国防省は、65万人が亡くなり半径4.5キロ以内の建物は半壊するとみた。犠牲者はもちろん韓国人が大多数だろう。それならば外国人はどうだろうか。龍山基地を狙ったのだから米国人の被害が一番大きいようだ。

果たしてそうだろうか。2014年ソウルに来た外国人観光客は1140万人余り。これらの平均滞在数は4日で一日平均12万人がソウルを歩き回っている模様だ。彼らに最も人気がある観光地は1位が明洞(ミョンドン)。その後は東大門(トンデムン)市場、古宮、南大門市場(ナムデムンシジャン)、南山(ナムサン)の順だ。みな龍山基地から3~5キロ以内だ。

 
ところで外国観光客の35%が中国人だ。いくら少なく見積もっても北朝鮮の核が投下されれば2万~3万人の中国人観光客が明洞一帯で遊んでいて犠牲になるという話だ。米国人観光客は全体の6%で1万人前後の龍山駐留米軍を合わせても中国人の被害が大きいことが明らかだ。

米軍の韓半島(朝鮮半島)駐留をめぐって争いが起こればいつも登場する論理がある。在韓米軍の引継鉄線(トリップワイヤー)論だ。トリップワイヤーというブービートラップに使う針金でポンとたたいても爆発物がさく烈する。トリップワイヤーのように在韓米軍も攻撃されれば米国が自動介入することになるのだから絶対に撤退させてはいけないという論理だ。

だが来年までに首都圏一帯の米第2師団までが平沢(ピョンテク)で移転することになっている。北朝鮮の首都圏攻撃時に米国の自動介入を保障していた人間の盾が消えるわけだ。このような場合、自国の観光客の安全を心配する中国のほうが米国よりも北核使用にさらに反対するかもしれない。

観光客だけではない。中国資本も防壁の盾になりうる。2013年は4.8億ドルで米国(35.2億ドル)の7分の1にもならなかった中国の直接投資額は、2年後の昨年19.7億ドルに急増した。米国(54.7億ドル)の3分の1を超えて遠からず追い越す勢いだ。

この前「中国資本が江南(カンナム)のマンションまで浸透して心配になる」という文を書いたところ、ある知人から「1つは分かっているが、もう1つは分かっていない」として面と向かって責められたことがあった。「中国の人的・物的進出が立派な安保資産になりうる」という指摘だった。

先日ある重鎮政治家が「休戦ライン近くに中国人専用カジノをつくれば北朝鮮挑発を防げる」と言って大変な苦労をしたことがある。よりによってカジノだったからなのだが、根本的な発想まで笑い飛ばすことではない。北核威嚇の前でお手上げ状態と変わらない中でいつになく柔軟な思考が必要な状況だ。

ナム・ジョンホ論説委員

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