MERS隔離対象64人、ほとんど自宅に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.23 09:56
中東呼吸器症候群(MERS)患者と接触して隔離対象者に分類された医療スタッフ・家族など64人のほとんどが自宅にいることが確認された。政府が国家指定隔離施設の代わりに自宅に隔離することを決めたからだ。
疾病管理本部の関係者は22日、「対象者のうちごく少数だけが隔離施設にいる。正確な数は明らかにできない。残りの対象者は各自の自宅に隔離中」と述べた。
ある隔離対象者は一緒に暮らす家族の感染を心配して隔離施設に送ってほしいと要請したが、保健当局がこれを拒否した。3人目の患者の娘の40歳代のキムさんは「父がぜん息・糖尿のため、長いあいだ看病してきた。家にいる夫や娘が危険だと考えた。熱は38度以上に上がらなかったが、潜伏期であるかもしれないと思って隔離を要求した」と話した。