エスティローダーグループの男性専門スキンケアブランド「ラボシリーズ」も昨年１月に世界で初めて台湾と韓国でＢＢクリームを出した。２週間で輸入した量が売り切れた。ラボシリーズのキム・ジョンスク次長は、「発売５年前から韓国人男性のニーズを反映し、ニューヨーク本社に持続的に男性専用ＢＢクリームの開発を要請した」と説明した。７日には高麗人参成分を入れアジア市場に特化したエッセンスとアイクリームも発売した。日本で２００８年に発売されてから３年で男性用基礎化粧品２位となった「ウル・オス」も初めての輸出先に韓国を選んだ。大型マートを中心に流通網を増やしている。韓国市場での反応を見て世界進出を検討することにした。

韓国人男性のスキンケアに対する関心が格別に高い理由は何か。ブラウは、「韓国人女性の容貌、整形手術、肌に対する高い関心が男性にも転移したようだ」と分析した。社会経済学的分析もある。「容貌が競争力であり力」という認識が韓国人男性のスキンケアに対する執着を呼んだということだ。ＬＧ生活健康化粧品部門のキム・ビョンヨル常務は、「男性が健康な肌が社会生活に肯定的な影響を与えると判断しスキンケア市場が爆発している」と話した。キム常務は「特に中年男性たちがスキンケア製品を積極的に使う社会的雰囲気が広がり、プレステージ（高価）男性化粧品市場も成長している」とした。アイドルや芸能人など放送が好む男性像が女性のようなきれいな肌を強調するためとの分析もある。あるグローバル化粧品会社関係者は、「韓国の男性ビューティー市場を分析し本社に送るリポートに“Ｆｌｏｗｅｒ　Ｍａｎ（美男）”という単語が頻繁に登場する」と話した。




韓国男性の心をつかんでこそ世界で成功…フィリップスなど新製品発売ブーム（１）