すぐにも飛んできそうな北の放射砲や戦闘機、実は…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.15 15:03
延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件から1カ月後の昨年12月、韓半島にまた緊張が漂った。 韓国軍の延坪島海上砲射撃訓練に合わせて、北朝鮮軍がペクリョン島と延坪島一帯の海岸砲の砲門を開き、放射砲を前進配置するなど、追加挑発の態勢を見せていると伝えられた。 しかし韓国軍は緊張しなかった。 これが偽物だったからだ。 わが軍は偽物の中に隠された本物のため、万一の事態に対応したのだ。
当時、政府消息筋は「北朝鮮が本物の砲と偽物の‘模擬放射砲’をペクリョン島と延坪島北側西海岸地域に展開したことが確認された」とし「軍当局が北朝鮮軍の動きを精密に追跡している」と話した。 偽物を前進配置しながら別のところから射撃し、韓国軍をかく乱する作戦だったのだ。 もし韓国側が精密打撃をしてくる場合、偽物を打撃するよう誘導しようということだ。 ところが韓国軍当局はこうした北側の動きを細かく把握していた。 北朝鮮が作った模擬砲は122ミリ・240ミリ放射砲に似ていると、政府は明らかにした。