韓国政府、北のICBM発射兆候を知りながらも「THAAD環境評価」発表
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.31 09:58
韓国政府が北朝鮮のミサイル挑発をあらかじめ感知しながらも、在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備予定地に対する一般環境影響評価を実施すると発表したことが明らかになり、論議を呼んでいる。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官は30日、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日の北のミサイル発射について、慈江道舞坪里(ムピョンリ)で発射があるという報告を2日前の26日に受けた」とし「(文大統領は)発射が差し迫っているという事実も鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長から事前に報告を受けた」と伝えた。また「北のミサイル発射後にあった韓米間の一連の対応措置は、ミサイル発射の事実を知らなければ準備できない内容」とし「国防部を含む韓国政府は北の挑発の動きを24時間綿密に注視していることを明確にしておきたい」と述べた。