現代自動車、新型「ツーソン」に最先端技術の7段DCT適用(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.10 14:36
ダブルクラッチ変速機を最初に商用化したのはフォルクスワーゲンだ。フォルクスワーゲンは2003年からほとんどの車種にダブルクラッチ「DSG(Direct shift gearbox)」を適用し、メルセデスベンツBクラス、ポルシェ911にも7段ダブルクラッチが適用された。
現代車も「燃費効率化競争」に加わり、7段DCTを適用した新車を出している。先月発売したスポーツ用多目的車(SUV)「ツーソン」1.7ディーゼルモデルにも7段DCTを搭載し、燃費を1リットルあたり15.6キロまで改善した。現代車のDCTはトルクコンバータが必要なく、構造もシンプルで、燃料効率を高めるという長所を持つ。イム・ギビン現代車変速機開発室長は「現代車は7段DCTで高性能・高効率・エコを要求する世界的な傾向に対応している」とし「2020年まで現在より25%燃費を改善するという現代車『燃費向上ロードマップ』の一歩を踏み出したということ」と述べた。変速機を改良することで、世界のライバル企業に比べて低い水準と評価される現代・起亜車の燃費効率を最大化するという戦略を明らかにしたのだ。現代車の場合、軽油(ディーゼル)車両と直噴エンジンを搭載した「ターボモデル」にDCTを適用している。