韓経:半導体好況に隠れたサムスンの危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.22 10:40
サムスングループの競争力があちこちで揺らぐ兆しが現れている。経営陣が「未来の流れを読んで新たな成長動力を見つけることも考えられなくなっている」(権五鉉サムスン電子会長)は心配と恐れを外部に公然と話すほどだ。
サムスン電子は「半導体好況」に患部が隠されている。サムスン電子の営業利益は2012年の29兆5000億ウォンから2017年に53兆6000億ウォンと5年間で82%急増した。半導体部門を除くと状況が変わる。2012年24兆9000億ウォンに達した営業利益は18兆4000億ウォンとむしろ26%減った。
主力製品だったスマートフォンも明確に力を失った。昨年10-12月期にサムスン電子の中国のスマートフォン市場シェアは1.7%に落ちた。サムスン電子の中国市場でのシェアは2013年だけでも19.7%で独歩的な1位だった。1位から8位(2017年)に急落するのにかかった時間は4年にすぎなかった。