朝米の心理戦…「6カ国協議」再開の糸口(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.11 08:53
「まずは朝米平和協定締結から」という北朝鮮の主張に合わせてどれだけ調整ができたかは未知数だ。北朝鮮は米国が敵視政策を撤回して韓半島平和体制を確立すればこそ核を断念できると主張してきた。ボズワース代表は今回の訪朝で9・19共同声明の一部分である平和協定に対しても意見を交換したが、あくまでも9・19共同声明の多くの要素のうち非核化が基本だという点を強調した。
また一つの目標である6カ国協議復帰に対しても不完全だが進展はあった。交渉に戻るという約束はなかったが、6カ国協議の必要性を認めるという立場に進んだのだ。北朝鮮はこれまで「朝米対話の結果を見て判断する」と二者対話を優先視し、6カ国協議に対してはあいまいな態度を維持してきたが、今回、6カ国協議の必要性と役割に対して共感を示した。北朝鮮から確約を受けて日程を決めるのはこれからの課題だ。その過程はしたたかな気力の戦いを伴う見通しだ。北朝鮮が新しい条件を掲げることもあるかもしれない。外交消息筋は「ニューヨークチャンネルを通じて後続対話日程を決め、ここで6カ国協議復帰問題を集中的に論議する可能性が高い」と述べた。