対イラン経済制裁強化で危機を迎えた韓国輸出企業(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.06.17 17:35
CCTVカメラを輸出する韓国中小企業H社は最近、イランの取引会社が送った代金1億9700万ウォン(約1700万円)を銀行から受けられず困っている。できるだけ早く解決しようと対策を講じているが、現在のところ難しい。 イランへ行く船に物品を積んで送ったという証明書の船荷証券(BL)を銀行に提出してこそ代金を受けられるが、船便がないからだ。
米国の対イラン制裁措置が強化され、韓国海運会社が最近、イランへの貨物運送サービスを中断したためだ。 海運サービスがいつ再開されるかも分からない。 H社のK代表は「イランの取引先と飛行機で物を送る方法などを議論しているが、費用が海上運送の7、8倍にのぼる」とし「今回は何とかしようと思うが、今後がさらに問題だ」と語った。H社の場合、輸出量全体の約7割をイランが占める。 イランに輸出できなければ打撃が大きい。K代表は「開城(ケソン)工業団地入居企業が危機だというが、イランと取引する私たちのような会社も現在のような状況が続けば非常に厳しい」と吐露した。