「韓国政府の規制は基本権侵害レベル…改革のタイミング逃した」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.06 10:39
所得主導成長基調の変化を促す声も続いた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、国会での施政方針演説で所得主導成長基調を維持する方針を明らかにした。しかし財界は分配政策の目標を成長としている所得主導成長政策では、分配はもちろん成長も失敗する可能性が高いという意見を出している。
朴会長はこの日、「(成長と分配の)2つのうち1つを取捨選択する問題ではない」とし「ただ、分配の問題は民間の費用負担を増やすよりも、社会安全網の拡充など直接的な分配政策を活用するのが望ましい」と述べた。所得主導成長基調を間接的に批判したとみられる。
イ・ドゥヨン清州(チョンジュ)商議会長も「中央政府が首都圏と地方の所得格差を全く感じていないのではないかと感じる」とし「地域の差を考慮しない最低賃金引き上げ政策で多くの地域零細業者が苦しんでいる」と指摘した。イ・ジェハ大邱商議会長は「貿易がない社会では所得主導成長が可能かもしれないが、輸出で暮らしている国では結局、輸出が主導してこそ生活も良くなる」とし「国政の哲学も重要だが、市場の状況を見ながら速度を調節しなければいけない」と強調した。