「ハンビッ原発事故は物理的な危険よりも法規違反が深刻」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.25 16:31
先月10日に発生した全羅南道霊光(チョルラナムド・ヨングァン)のハンビッ原発1号機の熱出力が制限値を越えた事件に対して、原子力学界の一部と環境団体は「チェルノブイリ原発爆発事故寸前まで行くところだった」とまでしながら批判した。原子力安全委員会も先月20日に初めて行った発表で「幸い直接的な事故につながりはしなかったものの、今まで国内の原発事件のうち非常に深刻な状況であったことは間違いない」と明らかにした。
1カ月前、ハンビッ原発では何が起きていたのだろうか。原子力安全委員会は24日午前、全羅南道霊光放射能防災センターで「ハンビッ1号機事件」特別調査の中間結果を発表した。原子力安全委員会は原発事故関連で初めて特別司法警察官まで投じて特別調査を進めてきた。これに対して事故当事者である韓国水力原子力は所長ら関連責任者3人の職位解除まで直ちに行いながらも「原子力安全委員会の発表のようにそれほど深刻な状況ではなかった」と反論した。