【取材日記】中国行き選んだ韓国の企業・技術者を責められるだろうか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.03 08:40
中国ファーウェイが3月に発売したスマートフォン「P20プロ」には世界で初めて「トリプルカメラ」(背面)が搭載された。ほぼ同じ時期に発売したサムスン電子の「ギャラクシーS9」は総点では「最も優秀」という評価を受けたが、カメラ部門ではP20プロに押された。「低価格に比べ使える」というイメージの中国スマートフォンが世界1位のプレミアムスマートフォンよりカメラの性能が良いという評価を受けた。軽くやり過ごせることではない。
本音を覗いて見るとさらに苦々しくなる。この技術は韓国の中小企業が開発した。それなのになぜ中国に行ったのだろうか。韓国国内から投資を受けられないためだ。苦心の末に訪ねたファーウェイは技術を紹介する席ですぐに契約書を差し出した。このように世界初のトリプルカメラは中国ブランドを付けることになった。