「大学に自由許さない限り、韓国からノーベル賞受賞者出ない」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.10.12 13:15
孫炳斗(ソン・ビョンドゥ)韓国先進化フォーラム会長(74)は、この頃の言葉でいうスペック(Spec)が華やかだ。彼の経歴を見ると、財界(全経連常勤副会長)はもちろん教育界〔西江(ソガン)大学総長〕、言論界〔KBS(韓国放送公社)理事長〕、宗教界(天主教一般信者使徒職協議会長)など活動領域や関心分野が幅広い。1988年の東西経済研究所代表理事を皮切りに27年間も数多くの機関や団体のトップをつとめてきた。李秉チョル(イ・ビョンチョル)サムスングループ会長の秘書室で10年間働いた彼は昨年5月、湖巌(ホアム)財団理事長に就任した。83年にサムスンを離れ31年ぶりの復帰だった。金大中(キム・デジュン)政権時期に「朴正煕(パク・チョンヒ)大統領記念事業会」発足当時の民間基金の募金の先頭に立った縁で2013年8月、朴正煕大統領記念財団の第2代理事長になった。政界からのラブコールが数回あったが応じなかった。
統一経済研究協会の理事長をつとめて統一にまで関心分野を広げた彼に会って、各種懸案についての見解を聞いた。朴槿恵(パク・クネ)政権が任期の後半期に入ったことについて彼は「歴代大統領は例外なく任期末に支持率が下がった」として「朴槿恵政権が労働改革をはじめ4大改革をしっかりと推進して経済を生かせば史上初めて国民の拍手を受けながら離れる大統領になれる」と助言した。