【コラム】韓国経済は日本型の景気低迷? デフレーションという名の鹿(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.09.09 08:11
98年から数年間、デフレと同時的な景気低迷を断ち切るため、計100兆円にのぼる公共事業が執行されたが、これもデフレ対策というよりは景気活性化対策と見なければならない。デフレも断ち切れず、景気も回復させられず、財政赤字だけを増やすという失敗に終わった。デフレが需要や通貨の問題というより、さらに根深い構造的な問題であることを示す部分だ。
崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副総理は数日前、「韓国がデフレ初期に来ていると考える」と述べ、大きな波紋を起こした。「物価安定目標範囲2.5-3.5%で3年間下限線をたどっている」というのがその根拠だった。そして「経済全般に広まっている緩んだ雰囲気を反転させるモメンタムを見いださなければいけない」とし「ダブー視された財政赤字拡大、不動産市場政策を果敢に進める必要がある」と強調した。「デフレ=景気低迷=積極的な景気浮揚策が必要」を強調したのだ。