文大統領「韓米朝首脳会談可能」事実上終戦宣言の布石
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.22 09:58
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日「(南北、米朝首脳会談の)進捗状況によって韓米朝3カ国の首脳会談につながる可能性もある」として「今回の会談とこれから続く会談を通じて韓半島(朝鮮半島)の核と平和問題を完全に終わらせる必要がある」と明らかにした。文大統領はこの日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた南北首脳会談準備委第2回会議で「南北首脳会談に続き、米朝首脳会談は会談自体が世界史的なことであり、場所によっては一層劇的な姿になり得る」としてこのように話した。
文大統領は「行ってみたことのない未踏の道だが、我々は明らかな構想を持っており、韓米朝首脳間合意を通じて実現しようとする明らかな目標とビジョンを有している」と述べた。文大統領が3カ国首脳会談を言及したのは初めてだ。引き続き、連鎖会談の目標に対して「韓半島の非核化、韓半島の恒久的平和体制と米朝関係の正常化、南北関係の発展、米朝間、または、韓米朝間経済協力などになるだろう」と提示した。
文大統領が3カ国首脳会談を取り出したのは終戦宣言を念頭に置いたものという。ある与党要人は「北朝鮮の非核化と米朝修交のような包括的合意が実現するという前提で3カ国首脳会談を通じて6・25戦争(朝鮮戦争)の終戦を宣言できるだろう」と話した。仁済(インジェ)大学統一学部のキム・ヨンチョル教授は「文大統領の韓米朝会談の提案はその間ソウルを間に置いて行われてきた韓米朝3角対話の延長線上から出たもの」とし「2007年10・4南北共同宣言にも3カ国ないし4カ国が参加する韓半島終戦宣言条項が含まれている」と話した。