【社説】中傷や人身攻撃浴びせて統合政府を語れるか=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.05.07 13:25
史上初めて導入された大統領選挙事前投票結果は、政界だけでなく有権者にも驚きと新鮮な衝撃を投げかけている。4~5日の2日間にわたり行われた事前投票の投票率は26.06%(全有権者4247万9710人中1107万2310人が投票)だった。過去の事前投票中最高値だ。したがって9日の投票率まで合算すれば第18代大統領選挙の投票率75.8%を上回るだろうという見通しが出ている。
第19代大統領選挙に対する有権者の高い関心は自身の権利を積極的に行使しようとする成熟した民主主義意識と大統領弾劾、ろうそく集会政局をたどりながら蓄積されたより良い大韓民国を作ろうと思う強烈な願いが込められたものとみなければならないだろう。
進歩か保守か、そしてどんな候補を支持するかを離れ、法が支配する公正な社会、努力しただけ代価を受けられる正しい社会、多様な価値が尊重される平和で自由な大韓民国に対する期待が今回の事前投票率で表出されたものという解釈だ。飛び石連休の中で多くの有権者が友人や家族とともに投票所を訪れた。出国に先立ち旅行カバンを持ったまま大切な1票を行使し、まるでお祭りのような雰囲気を演出したりもした。