「サムスンがＫファッションのトレンドを先導する」。

サムスン物産ファッション部門のイ・ソヒョン社長が今年４月にソウル獎忠洞（チャンチュンドン）の新羅ホテルで開かれたコンデナスト・ラグジュアリーカンファレンスでこのような構想を明らかにした後、サムスン物産がグローバルファッション事業の拡張に拍車を加えている。

サムスン物産は「１４日、米国ニューヨークのマンハッタンＳＯＨＯ地区にＫＵＨＯショールームを開いて来年の春夏新商品発表会を開いた」と明らかにした。行事には米国のニーマン・マーカス、英国のハーヴェイ・ニコルズなど有名デパートのバイヤーやファッション専門家ら３００人余りが参加した。女性服ブランドＫＵＨＯはイ・ソヒョン社長が主導して２００３年にサムスン物産（当時は第一毛織）が買収した。

新商品は点とストライプを前面に出したＫＵＨＯ特有のミニマリズムにサーカス（Ｃｉｒｃｕｓ）から借用したテント・ピエロ・風船などのイメージが反映された。サムスン物産の関係者は「発表会後に英国のレーンクロフォードやセルフリッジズデパートだけでなくカナダのオルラインショップのセンス（ＳＳＥＮＳＥ）と契約を進めるほど現場の反応が良かった」としながら「香港のジョイスデパート、そしてフランスのボンマルシェデパートとも入店交渉を進行中」と耳打ちした。

サムスン物産は今回の進出によってこれまで年８００億ウォン（約７３億円）台だったＫＵＨＯの売り上げが今年１０００億ウォンを突破すると期待している。また２０２０年までに売り上げ２０００億ウォンを達成するという計画だ。

サムスン物産のファストファッション（ＳＰＡ）ブランドの８ｓｅｃｏｎｄｓも今月末、中国上海の淮海路に１号店舗を開いてグローバル舞台に進出する。