韓経:迷宮入りするTPP…米国、批准遅れる見込み
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.29 09:13
米国内の保護貿易主義が強まり、昨年10月に日本・米国など12カ国が妥結した環太平洋経済連携協定(TPP)の発効もめどが立たなくなっている。米大統領候補の共和党のドナルド・トランプ氏と民主党のヒラリー・クリントン氏ともにTPPに憂慮を表しているからだ。
TPP参加を検討中の韓国政府としては複雑な心境だ。TPPは米国、日本、カナダ、ベトナム、メキシコ、チリ、ペルー、豪州、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、ブルネイなどが参加する多者間自由貿易協定(FTA)。加盟国の国内総生産(GDP)を合わせると世界GDPの38%を占める。2月に12カ国が集まって協定文に公式署名まで終え、各国議会の批准を待っている。