【コラム】平和の旗手を自負する韓国外交の進路(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.02 15:08
このように憂慮される時期に集まった韓日中3カ国首脳は、何よりも米中関係が平和的で生産的な大国関係に発展するよう前向きな雰囲気を作ることに知恵を集めなければならない。それは平和のための歴史の使命だ。米国と中国は軍事・経済・技術・文化などの多くの面で最高レベルの強大国でありながらも、宗教的・理念的過激性から比較的自由な世俗的で実用的な文化が支配する大国だ。その両国が安定的な協力関係を発展させていくためには次の2つの要件を満たさなければいけない。
一つは、中国が超強大国入りすることを米国の指導者と国民が認めて受け入れることだ。英国・フランス・ドイツを含む多くの国は、すでに中国が米国に次ぐ超強大国の要件を備えつつあると認める傾向を見せている。