安倍首相の「歴史の先生」が談話検証の核心委員…最初から結論ありきの模様
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.23 09:53
「河野談話の検証」に参加した日本の民間委員は計5人だった。座長の但木敬一弁護士(元検事総長)をはじめ教授2人(法学・国際関係学)、言論人1人、そして歴史学者1人だった。彼らは準備会を含めた計5回の会合を持って文案を調整した。この中で目につく人物がいる。まさに歴史学者の秦郁彦・元日本大学教授(81)だ。彼は慰安婦の強制連行を否認する日本国内の右翼理論家の巨頭だ。彼が書いた『慰安婦と戦場の性』は、安倍首相ら日本国内の「河野談話否定論者」のバイブルとなっている。政治家の初期時代から慰安婦問題にただならぬ関心を傾けてきた安倍首相の“歴史の先生”でもある。
日本の言論界のある要人は「安倍政権が秦氏のような人を検証委員会に入れたということは、すでに“結論”を決めて検証作業に出たということを意味する」として「検証委員会自体が、慰安婦問題に精通した秦氏の論理に振り回されたのは明らかだ」と話した。