【社説】韓日通貨スワップ、金融市場安定効果ある

【社説】韓日通貨スワップ、金融市場安定効果ある

2011年10月21日08時24分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  必要な時に日本から700億ドルを持ってきて使える通貨スワップを締結したのはよくやった。また経済危機を迎えても乗り越えられるという安堵感ができたからだ。李明博(イ・ミョンバク)大統領と野田佳彦日本首相が通貨スワップを拡大したというニュースで韓国ウォンが値上がりした。

  もちろん世の中にタダのものはない。通貨スワップのためにウォン安が止まり、輸出競争力が低下するという心配もある。韓日首脳会談で歴史など政治的に解決が難しい問題を伏せるための日本側の術策、韓日自由貿易協定(FTA)を早期に推進しようという意図という分析もある。正確な内幕は分からないが、たとえそうだとしても通貨スワップの締結はよかった。2カ月ほど前、米国債の格下げで国際金融市場がどれほど揺れ動いたかを考えると分かることだ。

  欧州財政危機とグローバル銀行の問題が重なってウォンは急落し、通貨危機に対する懸念がまた提起された。3000億ドルを超える外貨準備高にもかかわらず薄氷の上を歩いた。もちろん根本的には韓国経済の対外依存度と金融市場開放度が非常に高いからだ。とはいえ今さら金融規制を強化することもできない。国際金融市場の信頼を失う場合、さらに大きな危機を迎えるかもしれないからだ。危機懸念と変動性を減らすには通貨スワップの締結が最善だ。背後に友軍が多いことを投機屋に誇示する効果がある。今はやや落ち着いているが、世界経済はまた揺れるだろう。

  欧州財政危機は一日や二日で終わるものではない。銀行危機と実物危機につながるだろう。当然、韓国ウォンのレートも急変するはずだ。これを事前に備えるためにも通貨スワップは絶対に必要であり、さらに拡大しなければならない。推進しているという事実をあえて非公開にする理由もない。ドルが不足しているという印象を与えるかもしれないが、これよりも金融市場の安全弁効果がより大きいからだ。それでも通貨スワップに依存し過ぎてもいけない。最後の砦と考え、実際に取り出して使うことがあってはならないからだ。そういう心掛けで政策を立案し、実行することを願う。
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