【グローバルアイ】平昌が制裁めぐる批判を避ける方法
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.23 13:45
北朝鮮の玄松月(ヒョン・ソンウォル)三池淵(サムジヨン)管弦楽団団長の2日間の韓国訪問は、韓国メディアだけでなくCNNなど海外メディアの関心も集めた。取材陣の質問に答えず微笑んだり朝食で箸を動かす姿までが映像で流れた。ティラーソン米国務長官が16日、カナダ・バンクーバーでの韓半島(朝鮮半島)安全保障会議で「北朝鮮の魅力攻勢(charm offensive)に目がくらんではいけない」と述べたが、こうした警告が色あせるほどだ。平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)代表団の団長として金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)組織指導部第1副部長が訪韓すれば、魅力攻勢の強度ははるかに強まる。
北朝鮮は玄団長の訪問を一日延期した理由として、北朝鮮の五輪参加に関連して「制裁違反かどうかという軽はずみな言動」を問題視したというが、対北朝鮮制裁が毀損されるという米国の憂慮は実在する。代表団名簿が確定した後に本格的に始まる韓米両国の北朝鮮平昌五輪参加関連制裁点検協議が重要な理由だ。