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【社説】李貞美裁判官の退任と朴槿恵氏

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.14 10:26
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憲法裁判所の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免決定は韓国の法治と民主主義歴史に新しい道しるべとなった。国民の意思と力で、合法的手続きに沿って現職大統領の権力を平和的に剥奪・退場させたという点で例を見ない。李貞美(イ・ジョンミ)憲法裁判所長権限代行が昨日、退任式で「実に大変で難しい決定だった」と告白した心境が理解できる。憲法裁判官は92日間、週末を除いて毎日のように評議を開いて実体的真実を把握すると同時に、手続き的正当性を確保することも欠かせなかった。特に、この日、2番目の女性裁判官である李権限代行の退任式には、家族も招かず憲法裁判所の職員だけが参加した中で9分で終わり「簡素ながらも美しい退任」と評価された。

李権限代行は退任の辞で我々が体験した統治構造の危機と社会葛藤に対して「憲法の価値を強固にする過程で体験する苦痛」と述べた。的確な表現だ。このような認識は「たとえこの苦痛が大きいといっても憲法と法治を通じてより成熟した民主国家になることができるだろう」という信念に基づいたものだ。李権限代行が引用した「法之為道前苦而長利」という「韓非子」の一節も一脈相通ずる。これは「法の道理は、最初は苦痛が伴うが、後には長らくよいだろう」という意味だ。弾劾決定文で「これ以上、国論分裂と混乱を終息させてほしい」とした李権限代行は退任の辞でも「もう分裂と反目を払しょくさせて和合・共生するように願う」と強調した。

 
しかし、弾劾以降の状況はその反対となって残念だ。当事者である朴前大統領が不服の意思を明らかにしたのが最も大きな障害となっている。一昨日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)を離れて三成洞(サムソンドン)の私邸に着いた朴前大統領の顔は笑っていたが、目は涙ぐんでいた。一見、最高権力者から賄賂授受の被疑者に転落したことから来る複雑な心境も理解ができる。だが、憲法裁判所の決定文で示しているように、大統領には「国民全体」のために国政を運営しなければならない公益実現の義務がある。数日前まで国家最高位職公務員だった人が最高司法機関である憲法裁判所の決定に従わないことで得ようとするのが何かを尋ねたい。

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