【グローバルアイ】リントン家の22年続いた対北支援は終わるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.29 16:39
3人の息子の母ハイディ・リントン氏は夫のアンディ氏とともに米ノースカロライナ州西部ブラックマウンテンという田舎の倉庫で「朝鮮のキリスチャンの友」(CFK=Christian Friends of Korea)という団体を運営している。1995年から20年以上も経っている。族譜をみると、旧韓末の朝鮮の宣教師ユージン・ベルの曽孫の嫁だ。韓国で生まれた夫の叔父ドワイト・リントン氏がビリー・グラハム牧師とともに92、94年に北朝鮮を訪問し、金日成(キム・イルソン)主席との会談の通訳をした後、対北朝鮮活動を始めたのが縁になった。
リントン氏は改宗や伝道の代わりに北朝鮮の病人と子どもをケアする北朝鮮救護活動を選んだ。毎年、北朝鮮内の結核・肝炎専門病院、療養院など30カ所ほどの施設を支援している。昨年の活動報告書によると、北朝鮮結核退治医療関係者訓練および研究所支援31万ドル、病院・医院改造22万8000ドル、井戸および浄水事業11万2100ドル、患者栄養食供給3万3750ドル、農機械歩行型トラクター1万ドルなど支援額は100万ドルを超える。今年もこうした人道的支援事業を続けるためにボランティア団体を率いて3月と6月に3週間ずつ北朝鮮を訪問したのに続き、今月にも米国人8人、ノルウェー人3人、オーストラリア人1人の12人を率いて訪朝した。しかし今回がリントン氏の最後の北朝鮮直接訪問になるかもしれない。