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韓経:【時論】ジカウイルス、韓国内の拡散リスク大きくない

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.09 08:45
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世界保健機関(WHO)がジュネーブ現地時間で1日、ジカウイルスによる「国際保健非常事態」を宣言した。昨年5月にブラジルから始まったこのウィルスの流行が、さまざまな国へと急速に拡散しながら世界保健に重大な脅威になっているという判断に従ったものだ。

ジカウイルスは1947年、アフリカのウガンダにあるジカ(Zika)の森に住むサルから初めて発見された。昨年ブラジルで流行するまで時々人間への感染が確認されたりしていたが、発病地域に限られていたし、深刻な病状を誘発せず世界保健に影響を及ぼすほどのウィルスとしては認識されていなかった。ところがブラジルで流行しながら特に新生児の小頭症と関連があるとされながら問題が深刻化した。

 
ジカウイルスは3つの経路で人に感染する。最初にウィルスを持った蚊に刺される場合、2つ目に感染した人と性的関係を持つ場合、3つ目に感染した人の血液を輸血された場合だ。ジカウイルスはMERS(中東呼吸器症候群)のように呼吸器を通じて伝染したり、エボラのように感染者の血液や体液に直接接触したからといって感染はしない。また感染者と日常的な生活を共にしても伝染リスクはない。

ウィルスに感染すれば80%程度は症状を感じないまま自然に治癒する。症状が出ても比較的軽微だが、せきのない風邪症状と似ている。ただし非常に珍しく全身マヒがあらわれるが、このような症状でさえも数カ月以内に治療する。治療剤や予防ワクチンはまだない。だが基本的に深刻な病症を誘発せず、症状があらわれてもそれにともなう適切な措置さえすれば後遺症なしに完治が可能だ。だから健康な人はたとえ感染しても心配する必要がない。

問題は妊産婦だ。昨年5月にブラジルでジカウイルスが流行しながら普段より15倍も多い小頭症疑いの新生児が生まれた。疫学調査の結果、ジカウイルスが新生児の小頭症と密接な関連があるということだ。小頭症は脳がまともに発達しないことで、深刻な後遺症を同伴するため細心の注意が要求される。だが感染したと無条件に小頭症の新生児が生まれるのではない。さらに妊娠期間に超音波検査などを通して持続的に胎児の発達をモニタリングすることができるので小頭症の有無は判別が可能だ。胎児は小頭症のリスクがあったりするが、妊産婦自身はそんなに危険ではない。

韓国内にジカウイルスが流入する可能性は高い。だが流入するといっても国内で拡散する可能性は非常に低い。流入経路はウィルスを持つ蚊かもしれないし、感染した人かもしれない。蚊は、国内が季節的に蚊の活動する期間ではないので拡散リスクが非常に低い。人の場合にも、人から人への感染経路を勘案すれば流行の可能性は希薄だ。

予防策として最も重要なのはウィルスを持つ蚊に刺されないことだ。中南米、東南アジア地域などジカウイルス流行地域への旅行を自制することが当分は最善だ。やむを得ず旅行に行かなければいけないとすれば、蚊よけグッズなどを使い長い服を着て、妊婦は当分先送りにした方が良い。意図せず自身で地域社会がジカウイルスの危険に陥ることを予防しようとするならば海外旅行後にジカウイルス感染症状が出たら同時に保健当局に申告して海外旅行の事実を知らせなければならない。

保健当局は検疫と発病モニタリングを強化しなければならない。疑われる患者が発生すれば迅速に感染の有無を確認することも重要だ。蚊の季節には防除活動にも積極的に取り組まなければならない。MERS、エボラに比較すれば危険性はとても低いが、それでも国民の不安が大きいだけに徹底した備えが必要だ。国民安全が第一だからだ。

ソル・テウ中央(チュンアン)大学教授(細胞分子病理学)

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