山の排水能力無視した水路工事…「豪雨時は水爆弾の恐れ」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.16 17:17
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3年前の奇襲豪雨で山崩れが発生した牛眠山(ウミョンサン)一帯の復旧現場を通った7日、イ・スゴンソウル市立大教授と記者が点検している。新しく作られた人工水路の側面と底はよく整えられた岩石が敷かれていた。この教授は「山崩れの原因糾明も十分にせずに工事を急いだ場所」と指摘した。
◆蔚山岩壁7メートルそばの学校も崩壊事故に無防備
地方にも放置された水害危険地域が1、2カ所どころではない。蔚山市東区西部洞(ウルサンシ・トング・ソブドン)の西部小学校の児童850人と教員らは毎年、雨が降るたびに不安におびえている。高さ30メートルほどの岩壁が、高さ20メートルの学校本館と別館を囲んでいるからだ。学校の建物と岩壁の間の距離は最も短いところで7メートル程度に過ぎない。岩や土砂があふれ出れば、そのまま学校を襲うほかはない。高さ3メートル程度の網フェンスが岩壁の前にたてられているが、崩壊を防ぐのかはなはだ怪しい。台風や豪雨のたびに急斜面から石と泥水が学校側に落ちてくる。岩壁からはがれた一部は岩のすきまで育った木にかかっている。子供たちはこの岩壁の下で飛び回ったり登下校時に通ったりする。チャ・ジチャン校長(56)は「今夏の梅雨と台風の時期に牛眠山の山崩れのような事故が起きないかと思って不安」と話した。